INTERVIEW インタビュー
スピードと柔軟性で業界の常識を覆す。「一家に一台」の頼れる存在と共に挑む脱炭素の最前線
はじめに、事業について教えてください。
当社は、鋼管材の加工販売を行っている会社です。一般的な流通というより、問屋でありながら自社で加工も行い、付加価値を付けたうえでユーザー様へ納める形を取っています。鋼管をただ仕入れて販売するだけではなく、お客様の要望を伺いながら、必要な鋼材や加工内容を整理し、社内外と連携しながら形にしていく役割を担っています。
西日本鋼管とのお取引の経緯を教えてください。
西日本鋼管様とは、長くお付き合いさせていただいています。西日本鋼管様としてのお付き合いで考えると15年ほど、前身からの関係も含めると20年以上になるかもしれません。もともとは共通のお客様がいらっしゃったことがきっかけで、現在では当社にとって仕入れ先メーカーのような位置づけになっています。
当社は西日本鋼管様から鋼管材を購入し、それを加工してお客様へ販売しています。長く続いているのは、単に材料を買う・売るという関係だけではなく、困った時に相談できる相手としての安心感があるからです。

どのような印象を持たれていますか?
一番に感じているのは、柔軟性です。融通が利くという言い方もできますが、「この場面で何とかしてほしい」という時に、何とかしてくれる会社だという印象があります。鋼管流通には、申し込んでから納品されるまでのリードタイムなど、業界としての一般的な基準があります。その基準を超えて対応しなければならない場面でも、助けてもらえる安心感があります。
「作って置いておきます」といった対応をしていただけることもあり、必要な時に間に合わせてもらえる感覚があります。こちらの状況を理解したうえで、良い形に調整してくださるところがありがたいです。
品質面や安定供給についてはいかがですか?
品質面についても満足しているからこそ、長くお付き合いが続いています。もちろん、鉄鋼業界ではどれだけ大きなメーカーであっても、不良品が出る可能性はあります。大事なのは、その後の改善や対応です。西日本鋼管様は、問題が起きた時にも工場の方がすぐ確認に来てくださるなど、確実に対応していただけるので、品質面で心配していることはありません。
印象に残っている取引やエピソードを教えてください。
ひとつ印象に残っているのは、まとまった数量の鋼管が急に必要になった時の対応です。5年ほど前だったと思いますが、ある物件で50トンほどの鋼管が必要になり、通常であればすぐには用意できないような状況でした。その時も、短期間で製作・納入していただき、大変助かりました。
また、現在一緒に取り組んでいる脱炭素事業も、当社にとって印象的な取引です。これまで続けてきた通常の商売に加えて、今後の業界に必要になる新しい価値を一緒に作っていく取り組みだと感じています。

脱炭素・CFPの取り組みについて、最初に話を聞いた時はどう感じましたか?
最初にお話を聞いた時は、単純に「面白い」と感じました。当社も脱炭素宣言を出しており、何か取り組まなければならないという意識はありましたが、具体的に何から始めればよいのか、手段が見えていない状況でした。そこに西日本鋼管様からお話をいただき、業界内でもまだ進んでいない段階で早期に一緒に取り組めること、そして何より「先々、新しいものを一緒に作っていけるのではないか」と感じられたことに、非常にワクワクしたのを覚えています。そこに大きな可能性を感じ、取り組ませていただくことにしました。
早い段階で取り組むことは、同業他社との差別化にもつながります。いずれ標準化されるとしても、標準になる前から動いていること自体に価値があると考えています。現在は社内でもプロジェクトチームとしてGX委員会を立ち上げました。グリーンパイプを仕入れて販売するだけでなく、まずは自社内の製造・加工工程におけるCO₂排出量を数値化・可視化し、自社内の削減目標も同時に達成していく動きを進めています。
脱炭素の取り組みには、補助金や制度面でのメリットに加え、会社としてのブランディング効果もあると考えています。学生や新卒採用においても、社会課題に向き合っている会社であることはイメージアップにつながります。
今後、どのような関係を築いていきたいですか?
会社同士の取引であっても、結局は人と人とのお付き合いだと思っています。西日本鋼管様とは人柄や価値観、感覚の部分が当社と重なるところがあり、同じ方向を向いて話ができる相手だと感じています。今後も良いお付き合いを続けていきたいです。
脱炭素については、世界的にも国としても要請が強まっており、3年後、5年後には当たり前になっている可能性が高いと見ています。その時になってから始めるのでは時間がかかりますし、場合によっては遅れてしまうかもしれません。だからこそ、周囲よりも早く一つひとつ取り組んでいくことに価値があると思っています。
同じような課題を持つ企業に、どのように紹介したいですか?
少しくだけた言い方をすれば、「一家に一台」のように、困った時に頼れる存在です。大きなメーカーにはできない機動力や俊敏性を持った会社だと思います。西日本鋼管様も大きく成長されていますが、それでも「何とかしてくれそう」と思える身軽さがある。困った時に相談できる、安心して頼れる存在として紹介したいですね。